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2010.04.11
日本海軍 重巡洋艦 古鷹
古鷹は大正11年(1922年)12月三菱長崎造船所で起工され、大正15年(1926)3月に竣工しています。日本海軍は第一次世界大戦後の建艦競争の中で戦艦8隻、巡洋戦艦8隻のいわゆる八八艦隊計画を構想、主力艦の護衛、偵察などの任務に当てる巡洋艦の必要に迫られます。こうして7,100トンクラスの偵察巡洋艦、1万トンクラスの大型巡洋艦の建造が決まりました。この偵察巡洋艦は平賀造船大佐(当時)の手により、画期的な軽巡洋艦夕張の経験を活かして、7,100トン級の船体に1万トン級の能力を付与することに成功したのです。竣工当時の古鷹は20cm単装砲6門と魚雷発射管12門を搭載するなど、当時の各国の同級巡洋艦の攻撃力を遙かに凌いでいたためその出現は驚異的と受け止められたのです。しかし、軽量化のため独創的な甲板形状とるなどの工夫も実際にはあまり効果はなく、細長い船体形状を選んだこともこともあり、弱点を内包していたことも事実です。なお、古鷹は本来2番艦だったのですが、1番艦加古の竣工が遅れたためネームシップとされた経緯があります。プラスチックモデル組立てキットです。
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